ゴール設計:明確な脱出ミッションでプレイヤーを導く
『Grounded』では、プレイヤーは小さくなってしまった子どもとなり、自宅の裏庭から元の大きさに戻る方法を探すのがゲームの目的です。
メインストーリーは「謎の研究施設の発見」「博士との通信」「素材を集めて脱出装置の完成」など、段階的に示されています。
目的が迷子になりづらく、わかりやすく象徴されています。
UI(画面のわかりやすさ):自然と調和したデザイン
UIはシンプルで、素材の採取やクラフト、クエストの確認が直感的に操作できる構成です。
自然界を舞台にしているため、アイコンや背景、フォントも環境に溶け込むようにデザインされています。
没入感を損ねません。
アクション難易度:程よくスリリングな戦闘体験
操作はオーソドックスなアクションRPGスタイルです。
ボタンの数は多くないものの、敵の攻撃タイミングに合わせたブロックや回避など、最低限のアクションスキルは求められます。
特にクモなど強敵とのバトルでは、緊張感のある立ち回りが要求されます。
謎解き難易度:シンプルだが工夫あり
謎解き要素は主に「必要なアイテムのクラフト」や「隠された道の発見」による進行が中心です。
手がかりはログやヒントとして残されており、クラフトや探索に慣れれば十分に攻略可能です。
複雑すぎず、詰まる場面は少なめです。

ヒント・親切設計:プレイヤーに寄り添う設計
ミッションログやヒントの提示は丁寧です。
目標の方向や必要な素材がわかりやすく表示されます。
初心者にもやさしいナビゲーション設計で、安心して探索できます。
リトライ設計:オートセーブとリスポーンで快適プレイ
倒された際には、設定したベッド(チェックポイント)や近くの場所から再開可能です。
オートセーブも頻繁に行われており、大きなやり直しのストレスはありません。
ゲーム自由度:広大な裏庭で自由に遊べる
移動は非常に自由で、草の上に登ったり、洞窟を探検したりと縦横無尽に動けます。
バイオームごとに見た目も敵も大きく異なります。
それぞれの環境に合わせた装備を用意する楽しみがあります。
キャラクター実現度:個性豊かな子どもたちと謎の博士
操作キャラは見た目・ボイスに個性があり、会話もフルボイスで展開されます。
博士やロボットなどのNPCもユニークで、探索を盛り上げてくれます。
キャラ同士のやりとりも、世界観に深みを与えています。
環境変化度:成長に応じたエリア開放が魅力
ゲームが進むにつれて、強力な武器や装備をクラフトできるようになります。
より危険なエリアへ挑めるようになります。
エリアの難易度とキャラの成長が連動しており、自然な進行感があります。
マップ移動性能:ファストトラベルと滑空移動でストレスフリー
拠点をうまく作りこみグラインド装置など、移動の快適さにも配慮されています。
素材の収集やボス戦への移動など、テンポよくプレイできる仕組みが整っています。
総評
『Grounded』は、小さな視点で描かれる裏庭の冒険を通じて、「生き延びる楽しさ」と「探索のワクワク感」を存分に味わえる作品です。
親切な設計と自由なクラフト要素が光る、サバイバル初心者にもおすすめの一本です